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周りとの協力関係を築く 一人っ子の場合、兄弟がいません。親戚、家族に相談することなく、一人で親の介護をしてしまいがちです。 しかし、介護はこの先5年、10年と続くかもしれない終わりが見えない長い道のりです。 そのため、早いうちから親戚、家族など周りの人達と協力関係を築いておくことが大切です。 例えば、土日などは、自分の配偶者である夫に相談し、一緒に親の介護を付き添ってもらったり、親戚に定期的に介護の話を聞いてもらい、ストレス解消をするのもいいでしょう。 たまには親の配偶者(自分の父・母)に介護を頼んで、自分は旅行にいったりしてリフレッシュすることも大事なことです。自分になにかあった時に、周りの人達が助けてくれるような協力体制を 早いうちから築いておくようにしましょう。 3. 自分一人で全て背負いこむことに注意する 今までにも説明したように、一人っ子が一人で親の介護をすることには注意が必要です。 親の介護をして、あなたが心身ともに限界が来て、「共倒れ」となるケースや1対1の介護による介護虐待などが引き起こされる可能性があります。 うちは親と仲がいいから大丈夫。と思っていても、介護の辛さ、ストレスから親との仲がよくても虐待に発展しまうことはよくあります。 他の人にあまり迷惑をかけたくない。という気持ちが強ければ強いほど注意が必要です。 一人で全てを抱え込まないためにも、自分の配偶者、親戚、家族、同僚、友人、地域包括支援センター、担当ケアマネージャーなどに積極的に相談し、協力してもらうことが大切です。 大丈夫。という気持ちも介護が始まれば次第に変化していきます。介護が始まった時にはもう誰も頼れない、という状況に陥らないためにも、早いうちから周りの人との関係をしっかり築き、介護を一人で背負い込まないようにしましょう。 どうしても介護のことで相談先がないという方は以下の記事を参考にしてみてください。 仕事と介護を両立したい!介護休暇の条件から申請手順まで全てを解説 4. 親とどういう介護を送りたいか話し合うことが大切 兄弟がおらず、一人っ子の子供であればあるほど、親の介護サービスや施設への入居・入所が必要になります。 しかし、親を無理やり施設に入居・入所させたり、望んでいないのにもかかわらわず、介護サービスを利用するのは親のためにはなりません。 介護をされるのは親本人です。 そのため、親がどういう介護を望んでいるのかをしっかりと話し合うことが大切です。 あなたは親がどういう介護を望んでいるのか、どのような最後を迎えたいのかなど親のことをしっかりと理解していますか?
「育ててくれた親にできるだけのことをしてあげたい」…2013年頃から、介護離職をする人は年間9万人前後にものぼります。頑張りすぎる子ども世代は、生活や体、ときには心までも壊してしまうことがあり、事態は深刻です。親も子どもも納得して介護を乗り切るにはどうしたらいいのでしょうか。※本連載は『大切な親を家で看取るラクゆる介護』(幻冬舎MC)から抜粋・再編集したものです。 ある日突然「親の介護」に直面する子ども世代 「まだまだ元気だと思っていたのに…」 「まさかうちの親がこんなことになるとは…」 「親の介護」に初めて直面したとき、だれもがそんなふうに感じるのではないでしょうか。 現代の日本は超高齢社会です。平均寿命は女性が87. 3歳、男性が81.