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複数の無線LANルーターを置くと、別々のSSIDが付けられたWi-Fiが飛びます。 しかし、SSIDの名前を揃えると、Wi-Fiの使いやすさが良くなるのではと思いますよね?
4GHz帯、5GHz帯の両方を使えるようにした「基本」設定が選択されている。これは、2. 4GHzにしか対応していないルーターやデバイスが複数あるような場面でも、最も接続性がよく、パフォーマンスもそこそこ出やすい設定だ。 EX6120の設定を行う管理画面 標準の設定は「基本」。2. 4GHz帯と5GHz帯の両方をバランスよく使える 特定の環境でパフォーマンスの向上を狙いたいなら、「FastLane Technology」によるデュアルバンドを活かした設定を選ぶ。これには2つの接続パターンがあり、1つはルーター・中継機間を2. 4GHzで接続し、中継機とデバイスは5GHzで接続するというもの。ルーターと中継機の間に壁などがあり5GHz帯の電波が届きにくい環境で、使用デバイスが5GHzに対応している場合に適しているだろう。 もう1つはルーター・中継機間を5GHzで接続し、中継機とデバイスは2. 4GHzで接続するというもの。5GHz対応のルーターを所有しており、かつルーターと中継機の間にあまり遮るものがないような環境で、デバイスは2. 4GHzのみ対応のものが多いようなシチュエーションで有効な構成と言える。 「FastLane Technology」では、ルーター・中継機間を2. 4GHzで接続するか、5GHzで接続するかを選択できる 「基本」「FastLane 2. 4GHz接続」「FastLane 5GHz接続」の3パターンのうちどれを選ぶべきかは、主に所有機器に左右される。また、もちろん設置環境によっても実速度は変わってくるから、実際にそれぞれの設定を試してみないと分からないところもある。そんなわけで、EX6120の置き場所と接続パターンを変えながら、筆者宅での最適なセッティングを探ってみた。 検証に当たっては電波出力を100%とした 中継機で速度が低下!? ルーター本体であるR7500の設置場所は、本連載で 前回 紹介したとおり、2階リビングの天井付近の棚の上。設置方法は壁掛けに近いスタイルとしている。 R7500は2階天井付近の棚に設置 これに対し中継機のEX6120は、2階リビングに比べて圧倒的に電波の弱い1階、そのほぼ中央に位置する壁に作り付けた棚「中継機専用置き場」をまずは選んだ。この中継機専用置き場は、筆者が自宅を建築士に設計してもらう際に、まさに中継機を設置するべく用意してもらったスペース。大きすぎないルーターであればすっぽり収まるサイズで、2階のルーターから壁を通して有線LAN接続(Cat 5e)できるようにもしている。 1階、建物のほぼ中央に設置した「中継機専用置き場」 ここにEX6120を差し込んだ 特に電波が弱いトイレと風呂。特にお風呂スマホすることが多くなってきたので、このあたりを中心に電波をよりよく届かせたい 1階中央設置時 電波強度測定結果グラフ せっかく作ったこのスペース、使わないともったいない。1階の中央ということもあり、電波もまんべんなく広がるはず。果たして専用スペースの威力はいかに!
4GHz帯を同時に利⽤できるデュアルバンド対応の中継機を使う方法がある。ただし、親機(Wi-Fiルーター)から中継機と中継機から子機(PCやスマホ)のいずれかで、5GHz帯より低速な2. 4GHz帯を使わなくてはならない点に注意が必要だ。中継機を設置することで遠方での電波状態は良くなり通信の安定度は増すが、一方で2. 4GHz帯の混雑によって通信速度が低下してしまう可能性を考慮しておかなくてはならない。 中継機は既存のネットワークに追加する形で導入する。写真はバッファローの中継機「WEX-1166DHPS」で、実勢価格は税別4190円 (出所:バッファロー) [画像のクリックで拡大表示] また複数の中継機を数珠つなぎに設置した場合、1台の中継機が壊れてしまうと、末端にある機器全てがネットにつながらなくなる。ここも、メッシュネットワークとの大きな違いだ。 この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です 未登録の方 会員登録 (無料) 登録済みの方 ログイン 日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。 初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。
4GHz帯と5GHz帯のWi-Fiを発信します。 ポイント 2. 4GHzのWi-Fiは最大速度が300Mbpsと遅めですが、壁などの障害物があっても遠くに電波を飛ばせる長所があるので2階でWi-Fiを使っても繋がりは悪くなりません。 5GHzのWi-Fiには障害物に弱く遠くに電波を飛ばせない欠点がありますが、最大800Mbps以上の速度が出せる長所があります。 つまり、ルーターから離れた場所では2GHz帯、ルーターから近い場所では5GHz帯といった使い分けができるわけです。 メーカーからあらかじめ付けられたSSIDには、周波数帯を判別するために末尾に「2G」や「5G」、間に「g」や「a」といった文字が入っています。 SSIDの名前を統一すると2GHzか5GHzかを判別する文字がなくなるので、利用場所にあった周波数帯選びができなくなってしまいます。 2GHz帯と5GHz帯の違いについては、当サイトの下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。 Wi-Fiの周波数2. 4GHzと5GHzの違い3つを比較! 同時使用もできる?! メーカーがあらかじめ付けたSSIDの末尾に2Gや5Gの文字がない場合は、下記の記事で紹介している方法でWi-Fiの周波数帯を判別できます。 Wi-Fi/無線LANのSSID「g, a, gw, aw」の違い!どれがいいか比較! 電波強度が弱いWi-Fiにつながってしまうかも SSIDを同じ名前にしておけば、自動で電波が強いWi-Fiに接続されると思いますよね? しかし、SSIDを統一して電波の強いWi-Fiに自動接続できるとは断言できません。 デバイスの種類によっては、利用した履歴があるWi-Fiを優先して接続する場合があるからです。 Wi-Fiのつながりが悪い原因の特定が難しくなる SSIDを統一すると、Wi-Fiのつながりが悪くなったときに原因を特定しにくくなります。 Wi-Fiのつながりが悪くなる原因はさまざまですが、無線LANルーターの不具合や故障するパターンも珍しくありません。 しかし、SSIDを同じ名前にすると、Wi-Fiのつながりが悪くなる原因がどちらのルーターにあるのか判別できなくなります。 Wi-Fiのつながりが悪くなったときのことを考えると、SSIDの名前は別々にしたほうがいいでしょう。 初心者にとって設定は面倒 そもそも、SSIDの名前を統一するには設定が必要なので面倒です。 先ほど紹介したSSID変更を見て、設定が難しいと感じた人は多いのではないでしょうか?