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2020. 12. 02 亜急性甲状腺炎~高熱と頸部の痛みがあれば疑います~ なにやら難しい病名です。亜急性甲状腺炎=亜急性に起こる甲状腺の炎症 を指す病名です。 甲状腺という首の前側にある内分泌臓器(甲状腺ホルモンを産生する臓器)に一時的な炎症が起こり、甲状腺ホルモンが漏れ出すことで様々な症状を起こす疾患です。 あまり耳なじみのない病名ですが、その病気の特徴や治療法について簡単にご紹介します。 *亜急性甲状腺炎とは? *原因は? *症状は? *検査・診断は? *治療は? *予後は? 上述のように亜急性(急性、よりももう少しゆっくりとした時間経過)に甲状腺に炎症が起こり、甲状腺ホルモンが血液中に漏出するために様々な症状を起こす病気です。通常甲状腺はほとんど目立つことなく、首の全面、のどぼとけの下あたりに存在しています。ここで作られる甲状腺ホルモンは簡単に言うと"体を元気にする"ホルモンであり、不足すれば体温が下がったり脈拍が少なくなったりします。一方、ホルモンが多すぎれば動悸が起こったり、体温が上昇したりします。こちらの病気は7-12倍程度女性に多く見られ、年代も20-50代に多いといわれます。 *原因は? 原因ははっきりとはわかっていません。何らかのウイルス感染によるともいわれますが、特定のウイルスが同定されているわけではありません。また、遺伝子の型との関係も指摘されています。少なくとも、これをやったら、これを食べたり飲んだりしたら亜急性甲状腺炎になってしまうよ!というような明確な原因はなく、ある日突然発症してしまいます。 *症状は? 甲状腺自体に炎症がありますので、それによる 痛みが特徴 です。首の前方、甲状腺のあたりの自発痛(何もしなくても痛い)や圧痛(押すと痛い)という症状が見られます。また、37. 5~38.
05 通常値は0.